よくあるご質問(スタイロスプレーフォーム)

基本的には、木造住宅用途にはスタイロスプレーフォームR 、鉄筋コンクリート造・S造建築物用途にはスタイロスプレーフォームB、冷凍・冷蔵倉庫用途にはスタイロスプレーフォームCをご選択ください。

発泡剤にHFO(ハイドロフルオロオレフィン)を使用しており、HFOのODP(オゾン破壊係数)は「0」、GWP(地球温暖化係数)は「1」です。

「住宅の省エネルギー設計と施工2023」の防湿材の事項に、内部結露の防止のために、壁体内への水蒸気の流入を抑えることが大切です。
そのために、断熱層に繊維系断熱材等の透湿抵抗の小さい断熱材を施工する場合は、防湿層を必ず設けなければなりません。
とあり、透湿抵抗の小さい断熱材は以下表の断熱材になります。A種1HのスタイロスプレーフォームRは防湿層が省略できることになります。

・防湿層が必要な「透湿抵抗の小さな繊維系断熱材断熱材等」

繊維系断熱材 グラスウール、ロックウール、セルローズファイバー等の繊維系断熱材
発泡プラスチック系断熱材 吹付け硬質ウレタンフォームのうち、JIS A 9526(建築断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム)A種3に該当するもの。

自己接着性があり合板や構造材(柱・間柱・他)等と接着するので、高い気密性が確保できます。
なお、ポリエチレン、ポリプロピレンには接着しません。

発泡剤にフロン類を含まないもので、「壁、屋根(裏)」などの部位に適する非耐力性吹付け硬質ウレタンフォームを表し、熱伝導率 λ=0.026 以下の断熱性を持つものを言います。

スタイロスプレーフォームRの省エネ基準に適合する厚さ一覧表の熱伝導率は[λ=0.026W/(m・K)] で計算しております。一方、公的試験機関のJIS規格に適合した評価方法で第三者評価により確認されたデータ(品質性能試験報告書)があれば、その値を用いて計算することが可能です。測定データの熱伝導率 λ=0.022[W/(m・K)] で計算した、必要厚さは、基準に適合する厚さの通りです。

発泡剤にフロン類を含まないもので、壁などの充填断熱工法(軸組みの間及び構造空間に断熱材を充填する断熱工法をいう)用途に用いることができる低密度非耐力性吹付け硬質ウレタンフォーム。
[λ=0.040W/(m・K)、圧縮強さ、接着強さ、透湿率の規定はない]

デュポン・スタイロの実施する施工講習を受け、認定された「吹き付け硬質ウレタンフォームの施工店」が行います(初回の施工時には、デュポン・スタイロが立ち会いの上、施工確認を行います)。

施工時の使用温度は、5℃以上、50℃以下です。作業雰囲気温度は10℃以上を推奨しています。

一般のプラスチックと同様に煙が発生します。発生ガスの成分は他の有機材料と同様に二酸化炭素と一酸化炭素が主体です。燃焼温度によってシアン化水素が発生しますが、絹、羊毛、アクリルなどと比べ特段に多いものではありません。(参考:日本ウレタン工業協会 HPのQ&A