スタイロガルバ
スタイロガルバの特長
【断熱二重壁工法】
「スタイロガルバDN(両面自立タイプ)」および「スタイロガルバLS(片面直張りタイプ)」を使用した二重壁工法です。両面自立タイプは、優れたパネル剛性を利用し、上下のレールのみでパネルが自立する下地レス工法を採用。内装仕上げを含め、二重壁をきわめて短い工期で構築することが可能な画期的な新工法です。
1.次工程が不要でローコスト
断熱性に優れたスタイロフォームと、意匠性に優れたガルバリウム鋼板とのコンポジットパネルを使用した断熱二重壁工法ですので、後の断熱工事や内装仕上げ工程が不要で省力化、ローコストを実現します。
2.超軽量で耐震性アップ
パネルの重量は、両面自立タイプで約6.1kg/m²、片面タイプで約3.8kg/m²と非常に軽量ですので、二重壁自体の重量を大幅に軽量化でき、耐震性も向上します。
3.スピード施工
上下のレールのみで自立可能な下地レス工法と壁面に専用接着剤で固定するだけの直張り工法を採用。しかも割付納入を前提としていますので、施工が早く工期を大幅に短縮します。
4.錆、汚れに強い
ガルバリウム鋼板を表面材に使用していますので錆に強く、汚れていても拭き取るだけで良好な仕上がりが保てます。
スタイロガルバパラペットの特長
【屋上防水立ち上がり断熱保護壁工法】
従来採用されていたブロックやセメント押出成形板などの施工手間がかかる、機能性がないなどの問題点をクリアし、かつ意匠性やメンテナンスまで向上させた画期的新工法です。
1.優れた断熱性能
断熱性に優れた「スタイロフォーム」が芯材ですので、日射熱による屋上立ち上がり防水層の劣化を防ぐことができます。
2.スピード施工
バリエーション豊富な専用副資材をパネル上下に設置するだけの下地レス工法ですので、施工が早く、工期を大幅に短縮します。
3.錆・汚れに強い
ガルバリウム鋼板を表面材に使用していますので錆に強く、汚れても拭き取るだけで良好な仕上がりが保てます。
4.簡単メンテナンス
万が一の破損時のパネル交換、漏水事故などの補修時のパネル取り外しは市販のガラス用吸盤などで簡単にパネルを外すことが可能です。
スタイロガルバのサイズ・物性
製品名 | 表面材厚さ(mm) | 芯材厚さ(mm) | 幅×長さ(mm) | 重さ(kg/m²) |
---|---|---|---|---|
スタイロガルバDN | 0.3 | 40 | 580×6000(Max) | 6.1 |
スタイロガルバDN | 0.3 | 50 | 580×6000(Max) | 6.5 |
スタイロガルバLS | 0.3 | 40 | 580×3600(Max) | 3.8 |
スタイロガルバLS | 0.3 | 50 | 580×3600(Max) | 4.1 |
スタイロガルバパラペット | 0.3 | 20 | 580×3000 | 5.6 |
- ※スタイロガルバDN:両面自立タイプ、スタイロガルバLS:片面直張りタイプ
基材物性(芯材)
JIS A 9521:2017「建築用断熱材」 押出法ポリスチレンフォーム断熱材
JIS規格/単位 | スタイロエース-Ⅱ | 試験法 | |
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JIS製品記号 | JIS A 9521 | XPS3bA | - |
スキン層 *1 | - | なし | - |
密度 | kg/m³ | 25以上 | JIS A 9521 |
熱伝導率 *2 | W/(m・K) | 0.028以下 | JIS A 9521 |
透湿係数 *3 | ng/m²・s・Pa | 145以下 | JIS A 9521 |
圧縮強さ | N/cm² | 20以上 | JIS A 9521 |
曲げ強さ | N/cm² | 25以上 | JIS A 9521 |
燃焼性 *4 | - | 合格 | JIS A 9521 |
吸水量 | g/100cm² | 0.01以下 | JIS A 9521 |
ホルムアルデヒド 放散区分 |
- | F☆☆☆☆ | JIS A 9521 |
加熱変形温度 *5 | ℃ | 80 | DSC法 |
線膨張係数 | cm/cm・℃ | 7×10-5 | ASTM D 696 |
比熱 | kJ/kg・K | 1.1 | ASTM C 351 |
酸素指数 *6 | - | 26以上 | JIS K 7201 |
- *1:発泡プラスチック断熱材の発泡時に断熱材の表面に成形される基材の樹脂層(JISA9521用語の定議)
- *2:第三者機関による公的データが必要な場合があります。その際はメールフォームよりご用命ください。
- *3:厚さ25mmの場合。
- *4:3秒以内に炎が消えて、残じんがなく、かつ燃焼限界指示線を超えて燃焼しないこと。
- *5:高温での使用については弊社までお問合せください。
- *6:材料を持続的に燃焼させるために必要な最低酸素濃度。26未満は消防法の取扱いにより指定可燃物となります。